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無柱空間が主流になったオフィスビルでは、専用室だけで決定的な格差を付けることが非常に困難です。ここでご紹介するリニューアル例は、共用部分を重点的にリニューアルすることによって、殆どが空室というビル経営上最も困難な状況に陥られたオフィスビルを、全室成約、更には大幅な賃料アップまで実現した事例です。
リニューアル前のエントランスは、庇部分や柱の照明等のデザインも無用な凹凸のある古めかしいもので、重苦しい雰囲気があり、ビルへの入館に心理的抵抗が少なからずありました。また隣の民家を隠すように安い黒縁サッシが取り付けられていましたが、階段部分から隣の民家ははっきりと見え、機能面でも清潔感の面でも意図がわからない造りになっていました。更に、照明が柱の上部に設置されている等、ビルの高級感も損なう構造になっていました。
リニューアルの際に、庇部分をシャープですっきりとしたデザインに変更すると同時に、柱の上部にあった照明も撤去し、訪問者がすっと入りやすいエントランスに変更しました。また、安い黒縁サッシも全面的に撤去。機能的にあまり意味のない手すりを取り除き白亜の壁にしたうえで入口のギリギリまですりガラスを設置することにより、目隠しの機能をより高めたうえで、白を基調とした清潔感とエントランスの長さからくる奥行き感と高級感を実現しました。
リニューアル前のエントランスホールには、使われなくなった管理室と窓があり、また古めかしいドアが多く古臭さと雑然さが見て取れるものでした。また、光量が圧倒的に足りず、暗いという第一印象が強いエントランスホールでした。
リニューアル時に、使われていない管理人室の窓を各フロアの案内板で覆い隠し、エレベーター脇の不要な扉を封鎖。必要な扉も色をくすんだブルーから清潔感あふれるホワイトにすることで、雑然さを解消し広さを感じる内装にしました。また、エレベーター前のダウンライトに加え間接照明も使用。明るさを増すために壁と床を研磨することにより、明るく清潔感のあるエントランスホールにしました。
リニューアル前の各階エレベーターホールは、ホールの面積に比べて照明が少なく、ドアの色もくすんだグレーであったため、狭く暗い印象を与えていました。また、ドアとドアの間の壁が重苦しく圧迫感を出していました。
リニューアルの際に、エレベーター前の照明を増加させると共に、専用室側の壁をすりガラスに変更。壁の圧迫感を取り払うと同時に専用室からの光も取り入れ、明るく開放感のあるエレベーターホールを実現。また、モスグリーンと白い壁のコントラストにより清潔感を維持しつつメリハリの利いたビジネススペースを造り出しました。
リニューアル前は、男女のトイレの入り口がエレベーターホールから見える位置にあり、来訪者からトイレの出入りを見られてしまう構造でした。また、トイレの中も暖色系のタイルと壁で空間が仕切られており圧迫感が拭い去れない造りになっていました。
リニューアル時に、トイレの配置そのものを変更。エレベーターホールからトイレの入り口が見えないように変更。また、トイレ内も白系統でデザインを統一すると同時に間仕切りをガラススクリーンにすることによって清潔感と開放感を実現しました。
リニューアル前にはセキュリティーシステムが設置されていませんでしたが、リニューアルの際にエントランス前のセキュリティーシステムと各専用室前のセキュリティーシステムを設置。テナント様が安心してビジネスに取り組める環境を用意しました。